誰もが仕事や役割を持ち、みんなが生き生きと笑顔で暮らせる淡路島に。

みなさんこんにちは。私たちの活動に興味を持っていただき、このHPを開いてくださって心から感謝申し上げます。

NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路(略称SODA)は、『誰もが役割や仕事をもち、みんながいきいきと笑顔で暮らせる淡路島』を目指して、平成23年に設立しました。でもなぜ小さな一NPOが、このような大きな目標を掲げることになったかという背景を簡単に説明します。

いま世界全体が大きな課題に直面し、人類の持続も危ういとさえいわれています。もちろん淡路島に住む私たちも無関係ではありえません。それを解決する新たな道を一言でいえば、これまで私たちが求めてきた「豊かさ」を追求してきた副作用をどう解決するかということです。

私たちは、これらの副作用の象徴的なものが、“社会的弱者の増大”であると考えて、『誰もが役割のある社会』の実現こそが、「持続可能な幸せ社会」につながる道と信じ、それに向けた様々な活動を進めています。

この事業を始めてほんの数ヶ月で、ずっと引きこもっていたD君が毎日元気に働くようになりました。その笑顔を見るたび、「この活動を始めてよかった」とうれしくなるのです。

目標に向けて新しい仕組みをつくっていく過程で、次々と仕事が見えてきました。『これも大切だよね』と、走りながら始めたことがたくさんあります。またそれを見た人が、次々と参加してくれます。

やっていることが多様で、分かりにくいとよく言われますが、それぞれに必然性があって広がってきたもので、どれもが繋がって一つの目標に向かっています。これらを総括すると、「新たな豊かさの地域社会の実現」に繋がるといえるでしょう。

それらすべての根底には、『うばい合えば足らぬ、わけ合えばあまる(相田みつを)』という、こころ(理念・哲学)が生きる社会の実現が確かに存在します。

このような困難な仕事は、本当に多くの方々の温かい応援があってできること。「人が足らなかったら、片づけぐらい手伝うで」と飛んできてくれる人があり、「ご苦労さん。差し入れ持ってきたよ」と事務所に手作りのジュースや夕食が届きます。

こうした素敵な仲間たちと活動する中で、自分達がまず“心豊かな幸せ社会”を享受していると実感し、NPOでないと出来ないことがあると気付いて、少し未来が見えてきました。

このようなささやかなNPO活動ですが、この理念と活動内容をご理解いただき、応援して下さる人が一人でも増えることを期待しています。

NPO法人ソーシャルデザインセンター淡路

理事長 木田 薫